京都では、日本の文化が、連綿と受け継がれています。
その文化も一緒に楽しむのが、欲張りで贅沢な旅だと思います。
今回は、京都で行われる念仏狂言の記事。
簡単に言えば、演劇ですが、日本独自に発展した演劇ですから、もちろん、劇場で見られる演劇とは違います。
念仏狂言は、元々は、仏教の布教に関連したものであったと言われますが、徐々に仏教色が弱まり、庶民の娯楽的な色合いが強くなってきました。
詳しい起源は不明ですが、室町時代にははっきりとした記録が残っているので、少なく見ても数百年の歴史を持ってることになります。
念仏狂言は、京都でも数箇所ありますが、一番とっつきやすいのは、千本えんま堂の狂言だと思います。
なぜかと言えば、念仏狂言は、基本的に無声で演じられ、身振り手振りですべてを表現するのですが、えんま堂狂言だけ、せりふがあるのです。
ですから、狂言初心者の方は、えんま堂狂言で、独特のフリを見てから、他の狂言を楽しむのも、お勧めです。
えんま堂狂言の舞台です。
えんま堂の隣に、狂言用の舞台が作られているのです。
えんま堂狂言の初日の最初と最終日の最後の狂言演目だけは、固定です。
写真の狂言は、初日の最初の狂言で「えんま庁」です。
鬼の登場!
「えんま庁」は、鬼と亡者のやり取りが見もの。
あの世にやって来た亡者が、鬼にいじめられるものの、その亡者が反撃する話。
いじめられる亡者。
亡者は、両手を目の辺りに持ってきて涙を拭うしぐさ。
鬼は、腹の辺りに手を持っていき、腹を抱えて笑うしぐさ。
この「えんま庁」は、えんま堂狂言でも特異な例で、せりふ無しで演じられます。
鬼と亡者の形勢逆転。
鬼の持っていた棒を取り上げ、鬼を紐でくくり付けました。
こうして、鬼と亡者との間で色々なやり取り行われます。
長くなったので、記事を二回に分けます。
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