最大で12トン弱にも及ぶ巨大な鉾が、多くの人によって曳かれる姿は、迫力があります。
一番手軽には、テレビやDVDで見る事が出来ますが、臨場感は味わえません。
やはり、一度はご覧になられる事をお勧めします。
その山鉾巡行の中でも、大きな見所が「辻回し」。
「辻回し」とは、車輪の構造で直進しか出来ない鉾(曳山)が、方向転換する事です。
車輪の後輪を固定し、前輪部分を水を掛けた竹に乗せ、竹を滑らせる要領で、前輪をクルリと曲がりたい方向へと向けます。
大きな鉾が、バキバキと竹を割りながら方向を変えるシーンは必見。
なお、一足先に、別館で辻回しシーンの動画をアップしています。
目の前で辻回しが行われてる所を、動画で捕らえられましたので、良ければ見てください。
『祇園祭 山鉾巡行動画集』
写真は、四条河原町。
山鉾巡行で先頭を行く、長刀鉾が辻回しの準備を行っている所です。
辻回しを四条河原町で見ようと思われたら、早い目に場所取りをしないと、見る事は不可能なので、ご注意を。
四条河原町の交差点に入ってきた長刀鉾。
ズズッとビルの谷間から巨大な鉾が、姿を現すとちょっとした感動です。
こうして、前輪を人の力だけでクルリと回転させます。
巡行中は、通常音頭取りは二名ですが、辻回しの際には四名に増えます。
この音頭取りが、辻回しの際の司令塔になるわけですが、全員のタイミングが合わないと、鉾が上手く動きません。
上の写真の次の瞬間。
ズズッと前輪が回っているのが分かりますよね。
辻回しは、一回で完了せず、通常3回以上に分けて回ります。
比較的軽量な曳山では、引き手の人数も少ないですが、重量の重い月鉾などは、かなりの数の引き手を必要とします。
辻回しを終えた長刀鉾。
一般的には90度回転とされてますが、実際は90度少し前である事が多いです。
なぜかと言うと、完全に直角に回らなくても、鉾は前輪に木を噛ませる事によって方向の微調整が利くからなんです。
長刀鉾に乗っている稚児は、唯一の生稚児。
他の鉾は、人形が代役を務めています。
まだ四条河原町あたりだと、引き手も元気いっぱい。
これが終わり近くになると、汗だくで目線も下を向きがちになってしまいます。
2008年は、梅雨も明けて好天でしたので、余計に疲れたのではないかと思います。
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